デイサービスの苦労
介護スタッフは一般的に苦労の多い仕事だといえます。
デイサービスといえども、勤務体系も不安定です。
朝早くから業務を開始し、介護業務があれば、介護の必要がなくなるまで従事し続ける必要があり、長時間労働になる傾向があります。
やりがいのある仕事ですし、介護を必要とする人に対するサービスなので、中途半端に終わらせることはできず、ストレスがたまる一方だといえます。
また、介護スタッフは給与面であまり優遇されていません。
低所得の仕事として国会等でも問題視され続けてきたという歴史があります。
少しずつ改善されてきてはいますが、労働に見合った給与が保障されているとはいいにくい実態があります。
こういった状況に対しては、社会全体が介護労働の重要性と大変さを理解し、共感と尊敬の念を持つことが重要になります。
若年層を中心にきちんと教育をしていくことが重要です。
介護体験などを積極的に実施することも重要になってくるでしょう。
デイサービスの介護スタッフによくある疲れ
介護の仕事は、ホームヘルパーや特別養護老人ホーム等の複数の分野があり、そこで働く介護スタッフには、それぞれまたは共通する疲れがあります。
その中の一つであるデイサービスで働く介護スタッフについては、主に以下のようなものがあります。
まずは、毎日の送迎です。
毎日、車や徒歩にて身体や認知能力に問題を抱える高齢者を自宅へ送り迎えを行います。
急なキャンセル、用意ができていない、トイレ中なので待ってほしいと言われて次以降の利用者へ遅れるとの連絡を入れる、その他にも様々な課題があります。
もう一つは、活動の提案です。
体操や行事やその他の様々な活動を同じ内容で続けていると、「同じことばかりでつまらない」と言った苦情が入ることがあります。
さらに何かを提案しても「面白くない」との意見が利用者から出ることも少なくありません。
様々な業務に追われている上に度々、新しい提案をしなければならないということで精神的に大きな負担となります。
これら以外にも、ホームヘルパー等と共通する点は失禁の処理等があり、デイサービスの介護スタッフは心身ともに様々な疲れを抱えています。